動漫電玩節2025ルポ ACGHK 2025 Report

香港の漫画・アニメ・ゲーム&トイの一大祭り!
当店は実に9年ぶりに参加してまいりました。

会期 2025年7月25日(Fri)〜7月29日(Tue)
会場 灣仔・コンベンション&エキシビジョンセンター(會展中心)

  場内でもっとも注目を集めるのはやはりアニメグッズ。「ダンダダン」などが
人気です。
 「鬼滅の刃」も映画公開(香港は8/14)を控え、巨大ブースが展開されていました。  トイ・フィギュアも大型ブースが華を競います。こちらはまさに定番の人気者・
トランスフォーマー。
 
  「threezero」は最近急進している地元発祥フィギュアメーカーですが、邱福龍「虎甲人」のキャラフィギュアをリリースしました。漫画の原画展示もあり、邱福龍サイン会も行なわれたようです。 。
 
 その邱福龍、本年の新作は「大劍師」。伝奇ものへ回帰するようです。登場
武器レプリカや原画の展示がありました。
 大型武侠漫画プロジェクト「覆雨翻雲」のブース。ぬいぐるみつき特別版の販売も。  同じブースで、漫画版「男たちの挽歌」作画者・黄水斌の新作漫画「雲夢城之謎」の紹介展示もありました。
 
  漫画版「男たちの挽歌」のブース。
今年は書展は不参加、ここ動漫節の
みで1-3巻の合冊版を販売しました。
Felix Ip「香港重機」トイ。鉄道=MTRモチーフのシリーズが出たようです。   司徒劍僑「超兵器Z」。タイトルどおり「超神Z」「波動拳Z」のシリーズ新作ですが、特別版のみの販売で価格が凄い! ダークなオムニバス漫画誌「暗黒指紋」、長いインターバルを経てVol.4発行。ブースで展開します。   Stella Soさん、御本人の接客タイ
ムもありました。新作紹介ブース。
Pen So超話題作「達利書店」ブース。作品の世界観にそったタブロイド判の「新聞」を出していました。
 
  これら漫画家さんの小ブースは、一ヶ所にかたまり「コミック・アレイ」のよう
な形で展開していました。
   その中に、インディーズから東立香港での再発売を果たした期待のSFコミック「心橋鏈結 KOKONELINK」のブースが。   作者のWalkerさんとパチリ!
 
  こちらは香港オリジナルキャラ、So Wing Hongの描くデカパンおじさん「大麻
成」。大型ブースで展開。
  人気は正直微妙な感じですが、キャラグッズは多数並んでいました。サンリオ「ハンギョドン」とのコラボ品も!   「非人哉」ブースも。政府の旗振りで大陸との垣根が下がり、大陸産コンテ
ンツの出店も増えていますが、けっこうファンがいる様子。限定グッズ販売が
あったそうで人だかりが。
 
  政府助成の漫画刊行プロジェクト「港漫動力」ブース。場内でもかなり存在
感があります。
  この裏に本年度刊行の漫画家、個々に区切られたコーナーがあり、基本的に作家自身が手売りをします。ほぼ同人即売会状態。「BONEMAX」の一鋒さん、
「三脚鴉」のLinus Liuさんの姿も見えます。
 
  「港漫動力」は表彰制度もあって、初日昼の会場奥メインステージで部門
ごとに優秀作品を顕彰します。本年度選出者と審査委員、全員で記念撮影。
大ベテランからまったくの新人まで雑多。  
 金賞は「最優秀ストーリー賞」とのW受賞で、鄭志成「送書人」。まったくノンキャリアの方です。  銀賞にはFelix Ipさんが。久々のストーリー漫画作品「白日夢手帳」です。
 
 本年は「国際マンガサミット」香港開催ということで関連企画が場内にいくつ
かありました。こちらは内外の漫画家による一枚絵の展示会「国際漫畫展」。
 何志文「絶代雙驕」、司徒劍僑のKOFなど懐かしい絵が並びます。香港の作家は非常に力作を寄せていましたが、それ以外の国は(特に日本の作家陣は)……。  香港オリジナルでは久々の長編劇場アニメ「世外」、ついに今秋公開とのこ
と。デジタルハリウッドが資金援助しているので日本公開も大いに期待。
 
 アジア各国のインディーズ・新進フィギュア作家紹介コーナーもありました。  その中に、かつて漫画家として三聯書店から著書刊行もあったMiroza Maのブースが。現在はドール作家として活躍中です。  インディー・零細作家をなめてはいけません。優れた作家は徐々にお客さんを増やし、LabubuやHot Toysのように大ブレイクするのです。こういった中堅ブースもしっかり注目したい。
 
コンベンションセンター3/Fでは、併催の同人即売イベント「Creative Paradise」が開かれていました。
 香港では「COMIC WORLD HK」休止のあと、数少ない総合同人イベントとな
ったCP。しかし動漫節の5日間通しで参加、朝11時から夜8時までという過酷
さで、出展料もかなり高いそうです。
 会場壁にはサークルカット入りの一覧表が貼り出されています。   会場内では「香港世界同人祭」と銘打ち、海外各国からのサークル参加もありました。日本からも。コミケの壁サなどにお誘いが来るのだそうです。
  
 
  地元一般サークルは女性向けより男性向けの割合が多く、本をつくるサークルは少数、圧倒的にグッズ類が多いです。最近ではアクキー、アクスタも多い。アニメやゲームに加えVtuberのサークルも散見され、時代を感じます。 地元オンリーイベント「港産同人」の卓。アイドルや映画・漫画など「香港産コンテンツだけ」というコンセプトだそうです。 「港漫動力」入選を果たしたAmeさんの同人活動卓。ほかにも「3itches三魔女」のKIUさんなど、プロでも活動する作家さんの卓がありました。 。この会場の奥にもステージがあり、声優やアニソンのステージにまじってディスカッションなども行なわれます。こちらは左からMan僧さん/?志傑さん/Stella Soさん/Ben Liuさん/Pen Soさん、プロ漫画家5人による座談会ステージ。


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