香港書展2025レポート!
 一年に一度の巨大祭り!
書籍と文具・雑貨・玩具の見本市 「香港書展 Hong Kong Book Fair」!
香港随一の巨大書籍見本市、恒例「香港書展 Hong Kong Book Fair」。
2025年は、最もかき入れ時の日曜日にシグナル10の台風直撃で休場となってしまいましたが
それでも1週間の会期で89万人の入場者を集めました。
当店は今年も、ラスト2日間のみですが行ってまいりました。それではレポートをどうぞ!!

会期 2025年7月16日(水)〜7月22日(火)
会場 灣仔・コンベンション&エキシビジョンセンター(會展中心)

 今年も「三聯書店」「中華書局」「商務印書館」の三大チェーンを中心に、
巨大ブースがお客を迎えます。こちらは商務印書館の教育書籍ブース。
  漫画専門版元「東立香港」は、看板作品「火鳳燎原」がついに80巻に到達。地元作家・陳小球の「癒やし系」オリジナル新作にも注目。  「火鳳燎原」は週末に作者・陳某のサイン会があったようです。大きなエア
フィギュアのオデコにもサインが。
 
  「九龍城寨」の版元・創造館のブースです。もちろん新刊「信一傳」を中心
に大展開でしたが、ほかにも都市伝説もの・幼年向け読み物などバラエテ
ィ豊かに刊行。
 「九龍城寨」著者にして創造館社主・余兒さんともお会いしました。「信一傳」の御本にサインとメッセージもいただきました。本当は毎日夜しかサインはなさらないのですが、この日は前日休場の埋め合わせで朝からご来場。  日本からもファンがたくさん訪れたようで、ブースには日本語での特典・
サイン会インフォメーションがありました。日本人ファンの熱狂は現地ニュー
スにもなりました。
 
 新興出版社「孤泣工作室」。ネット連載で人気を呼んだノベルを刊行。漫
画も手がけてほしいですね…
 インディー漫画家のハブ出版社「格子」。今年から漫画だけでなくノベルも発行。たくさんのサイン会があったようですが、土曜までにあらかた済んでしまったようで残念。 「格子」はシールクリエイターブランド「mibo rock」とコラボしているようで、黎達達榮30周年記念イラストステッカーや「九龍城寨之圍城」日本語入りイラストステッカーを販売していました。
 
  こちらも新興出版社「好年華」。老舗紹介や広東語本、懐かしモノコレク
ション本など、香港文化がわかるワンダフルな本が多数。
  漫画とノベル、小版元のハブ会社「星夜・夢繪」は毎年素敵な本が多く見のがせません。   Mango Naokoさんの猫団地絵本&猫茶餐廳エッセイ本コーナー。グッズ
類もありました。
 
  ここも新出版社、漫画とノベルの「大有創意文化」。去年から刊行の美
魔女お仕事コミック「袁小姐的毎一天」も今年はここから。
 香港オリジナルのヒーローものを創ろう!という意気込みで出たノベル新刊「超人852」。さし絵の曹志豪さんと。漫画家としてたいへんなベテランです。   「超人852」は実写化熱望中だそうで、作者でアクション指導者のケン・
ローさん、俳優フィリップ・キョンさんまで招いて記者会見まで開いていまし
た。
 
 毎年おなじみ、「ホンコン・お化け百物語」の版元「點子出版」です。今年
のテーマは「海の青」だとか。
  造形作家スティーブン・チョイ(Zu&Pi)が居り、日本でも知られる「陋室五月」。今年はディズニーやクリィミーマミ関連のイラスト書籍がメインで、オリジナルがほぼなく残念…   こちらも原作は日本ですが「しょーちゃんは反抗期」、香港でフィギュアな
どを大展開しており人気上昇中だそうです。陋室五月から絵本が出ていま
した。
 
 こちらは3/Fサブホール、子ども向け書籍のフロアです。子供への教育投資熱が年々高まっていて本もよく売れるそう。サブホールのほうが景気が良い
のでは?ポケモン関連書籍や「最強王」シリーズは売れ筋のようです。
「マインクラフト」は当地でも人気を得たようです。また平台には「ちいかわ」
の漫画が。これも飛ぶように売れていました。
 
3/Fにはちょっとした知育玩具のブースも多数出ており、その流れでカード
ゲームの販売もあります。「ダンジョン飯」のカードゲーム。    
 このフロアの奥に「老夫子」のブースがあります。。  長年けっして書展でサイン会を行なわなかった「老夫子」作者・王澤さんが今年はついにブースにお出まし(息子の「二代目王澤」さんです)。記念撮影ありがとうございます。
 

●2025「動漫電玩節」レポートはこちらでどうぞ!

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